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「群馬はとても暮らしやすい土地ですね」と最近群馬に移り住んで来た方に言われる。
自然にも恵まれ、東京にも近い。 特に高崎は交通の利便性が高く、中心市街地には活気もある。しかし、高崎を地元とする人たちは良いところになかなか気づかない。
一方では、都市生活のシンボルとなるステータスの高い住宅地が見当たらない。 住宅そのものは個性的で素敵なものが多くなってきているが、街全体としての景観や調和が取れている街がないのである。
ここに住まう人々の共有財産であるソーシャルリビングという考え方
グリーンヒル高崎を造成するとき、ソーシャルリビングという発想を取り入れた。ソーシャルリビングとは、文字通り「社交の、公共の」＋「生活、居間」である。
グリーンヒル高崎の内部を走る道は、緩やかなカーブとアップダウンで構成されている。 その両側にお互いの暮らしを干渉しない余裕ある距離感で住宅が作られてる。それぞれの住宅のフロント部分には季節の草花や中低木で思い思いのガーデニングが施され、訪れた人の心を和ませを迎え入れる。
ソーシャルリビングとは、道両サイドの前庭までを含めた部分を共有空間と捉え、社交の場、公共の居間とする考え方だ。
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